撮影の待ち時間、メイクルームの隅でのこと。
スタッフのひとりが、お弁当のふたを開けながらぽろっとこぼしました。
「私、27年生きてきて、一度も告白されたことないんですよね」
その場にいた全員の箸が止まった。
だって彼女、誰が見ても可愛いんです。
仕事は丁寧で、差し入れのセンスまでいい。
え、この子が!?
口には出さなかったけれど、私の本音はそれでした。
告白されたことがない女性は珍しくない
20代未婚女性の約3割は彼氏いない歴=年齢
20代の未婚女性のうち、まだ誰とも付き合ったことがない人はおよそ3割。
この数字を初めて見たとき、まさかここまで多いとは思いもしませんでした。
10人並んだ列の3人が、同じ立場にいる計算。
しかも前回の調査では4人にひとりほど、そこから増えています。
告白された経験そのものを数えた調査は、探しても出てこなかった。
とはいえ交際ゼロが3割いるなら、告白ゼロも珍しいはずがない。
彼氏いない歴=年齢は、もう隠すような肩書きじゃないんだよね。
冒頭の彼女にこの話をしたら、目を丸くしていました。
「え、私だけじゃないんですか」
うん、全然。
恥ずかしがる話ではないんですよ、ほんとうに。
告白されないことと好かれていないことは別
SNSには、いいねは付くのにフォローされない投稿があります。
写真はきれい、文章も丁寧。
なのに、フォローのボタンまで指が伸びない。
中身が悪いわけではなく、押したあとに何が起きるのかが見えていない。
恋もまったく同じ。
これは断言できます。
好意を持たれている人は、本人が思うよりずっと多い。
けれど、告白というボタンは想像以上に重たいもの。
断られたら職場で気まずい、友達にも戻れない。
男性はそこまで計算して、ようやく動きます。
告白の数は、魅力の点数表じゃない。
相手が押しやすかったかどうかの記録です。
可愛いのに告白されない女性の5つの特徴
見た目も性格も申し分ないのに、なぜか誰からも言われない。
関わってきた子たちから、いちばん多く聞いた悩みです。
話を聞いていくと、つまずく場所は5つに絞られました。
高嶺の花は鍵のかかったアカウントに見える
フォロワーが数万人いる、美容系の子の話。
打ち合わせのあと、突然こう言われました。
「DMは毎日来るのに、告白は人生でゼロなんです(笑)」
笑っていたけれど、目は本気だった。
(この顔立ちでゼロって、どういうこと…)
男性側の頭の中はこうです。
どうせ彼氏がいる。
自分なんか相手にされない。
挑む前に、勝手に不戦敗を選んでしまう。
整いすぎた人は、鍵をかけているように見えるんです。
中が見えないから、申請すら送られない。
彼女にすすめたのは、恋人がいないと自分の口で言うこと。
職場の雑談で、週末はひとりで映画だったと話す。
鍵はそこで外れます。
隙がない人は返信をしないアカウントと同じ
コメントを返さない人の投稿は、やがてコメント欄が静かになります。
書いても反応がないなら、誰だって黙るでしょ。
隙がない女性のまわりでも、これが起きています。
褒められても、そんなことないですと流す。
誘われても、みんなで行きましょうと広げる。
本人は謙虚なつもり。
相手からすれば、手ごたえのない壁打ちです。
隙とは、だらしなさのことじゃない。
相手の言葉が届いたと、見える形で返すこと。
褒められたら、うれしい、今日いちばん元気が出たと声に出す。
小さな頼みごとをひとつ渡すのもいい。
固いふたを開けてもらう、道を教わる、その程度で足ります。
アドバイスしておいて何ですが、私自身は頼るのが大の苦手。
開かないふたと5分格闘して、結局ゴム手袋を持ち出します(泣)
恋人がほしいと一度も口にしていない
お仕事の依頼はこちら、と書いていないプロフィールに依頼は来ません。
どれほど実力があっても、来ないものは来ない。
話を聞いた子のほとんどが、恋人がほしいと人前で言ったことがなかった。
仕事が楽しい、ひとりが気楽。
そう聞かされた男性は、出番なしと受け取ります。
必死に見えるのが怖い気持ち、痛いほどわかる。
だったら、いい人がいたら付き合いたいな、くらいの温度で。
ひとこと置いておけば、周りの動きが変わります。
紹介の声がかかるのは、たいていその一言のあと。
理想のタイプを細かく語るほど候補が減る
応募条件を10行並べた募集投稿には、誰も手を挙げません。
恋の場面でも結果は変わらない。
飲み会で好みのタイプを聞かれ、身長、年収、職業まで答えた子がいました。
隣で聞いていたスタッフいわく、男性陣の目が一斉に泳いだそうです。
(わかる、私も自分の年収を頭の中で確認する…)
本人に悪気はまったくない。
聞かれたから、正直に答えたまで。
けれど男性は、条件をひとつ外した時点で候補から降ります。
好みを聞かれたら、よく笑う人、ごはんをおいしそうに食べる人。
誰もが自分に当てはめられる答えにしておく。
理想を下げるのではなく、入口を広げる話です。
男友達は多いのに友達止まりで終わる
異性の友人には困らない、飲み会にも呼ばれる。
それなのに恋の話は、自分を素通りしていく。
このタイプは、盛り上げ役を引き受けすぎています。
場を回すのに忙しくて、ふたりきりの静かな時間がない。
グループへの投稿ばかりで、個別のメッセージが一通もない状態です。
帰り道にひとりを呼び止めて、今日の話もう少し聞きたいと伝える。
大勢の中の人気者をやめて、目の前の相手に向き合う。
関係の色が変わるのは、そこからです。
彼氏いない歴=年齢の原因は性格より出会いの数
告白されない理由を、自分の性格のせいにしてしまう人がいます。
暗いから。面白くないから。
違うんです。
男性は交際経験のない女性をどう見ているか
チームの男性スタッフ数人に、飲みの席で聞いてみました。
交際経験がない女性って、ぶっちゃけどうなの、と。
返ってきた答えは、意外と軽いものでした。
「気にしないですよ、マジで。最初の彼氏になれるの、うれしいし」
(その台詞、本人たちに直接言ってあげて)
困るのは経験の少なさではなく、どうせ私なんてという口ぐせ。
ここは全員の意見がそろいました。
卑下されると、男性は慰め役に回るしかなくなる。
恋の相手ではなく、相談窓口の席に座らされるわけです。
経験がないことは隠さなくていい。
ただ、欠点として差し出さないでほしい。
1週間で話した独身男性の人数を数える
投稿が誰の画面にも流れなければ、フォローは増えません。
中身を磨くより先に、見られる回数。
恋に置きかえると、接点の数です。
この1週間で雑談をした独身男性を、指で折ってみてください。
0人か1人なら、原因は魅力じゃない。
ただの算数です。
メイクルームの彼女も、数えてみたら見事にゼロでした。
職場は女性ばかり、休日は女友達とカフェ。
これでは告白のしようがない!
彼氏いない歴=年齢の子は、性格より先に環境でつまずいています。
20代と30代で最初の一手は変わる
20代なら、顔見知りを増やすところから。
趣味の集まり、友人の紹介、同期との食事。
恋の匂いがしない場のほうが、肩の力を抜いて話せます。
30代は少し事情が違う。
周りに既婚者が増えて、自然な出会いは細っていきます。
恋人を探している人が集まる場へ、自分の足で行く。
マッチングアプリでも、知人の紹介でもかまいません。
相手も探しているとわかっているぶん、話が早い。
年齢の数字に焦るより、今週会う人をひとり増やす。
やることは、それだけ。
告白される方法は押しても平気という合図を出すこと
男性が告白を決めるのは、勝算が見えた瞬間です。
さっきの飲みの席で、いちばん若いスタッフがこう言っていました。
「8割いけるって思えないと、言えないっすよ」
その8割を作るのは、男性の度胸ではなく女性が出す合図。
性格を作り変えなくていい。
あざとい演技も不要。
変えるのは、相手の目に映る部分です。
誘われたら候補日をその場で返す
いつかごはん行こうよ、と言われたとき。
ぜひ、で終わらせる人が本当に多い。
社交辞令の打ち合いで、ラリーが止まってしまいます。
来週の木曜か金曜なら空いてます、と返してみる。
これで相手の顔つきが変わるんです。
返信の早い人のまわりに、自然と人が集まる理屈。
男性はそわそわしながら、こういう合図を待っています。
好意は言葉より回数で伝わる
見ているだけのアカウントは、相手の通知に一度も現れません。
相手にとっては、いないも同然。
気になる人がいるのに何もしない子は、まさにこの状態でした。
大げさな予告はいりません。
目が合ったら、先にそらさず一拍おいて笑う。
名前を呼んでから話しかける。
返信の最後に、質問をひとつ添える。
一度では気づかれなくても、三度続けば相手の中で意味を持ちはじめます。
いいねを押すくらいの力加減で、回数を重ねる。
鈍い男性にも届くのは、派手な一発より地味な連打のほう。
告白されたことがないと笑って話す
旅先の写真を発信している子から聞いて、驚いた話があります。
何度目かのデートの帰り、彼女は笑いながら言ったんだとか。
「実は私、告白って一度もされたことなくて」
相手は一瞬ドキッとした顔で、黙ってしまったらしい。
その次のデートで、彼のほうから告白。
あとで理由を聞いたら、最初のひとりになりたかったんだって。
隠したい過去だと思っていた事実が、背中を押す合図に変わる。
あの時、私は思わず膝を打ちました。
湿っぽく打ち明けると、相手の重荷になります。
天気の話くらいの軽さで言うのがコツ。
私はこの方法がベストだと確信しています。
彼女のようにふるまうと告白は遠のく
正直なところ、この点だけは絶対に気をつけてほしい。
毎日の長電話、手料理、休日はいつも一緒。
付き合う前に、恋人の役を全部こなしてしまうパターンです。
居心地がよすぎると、男性は言葉にする理由を失う。
最終回まで見終えたドラマに、来週の楽しみは残りません。
合図は出す、でも恋人の席は空けたままに。
そこに座れるのは、言葉にしてくれた人だけです。
待つのをやめて女性から告白するという選択
合図を出しても動かない相手なら、こちらから言ってしまう手があります。
好きと言われて嫌な顔をする男性はほぼいない
自分から言うなんて、と尻込みする気持ち。
わかります、怖いに決まってる。
ところが、周りの男性に聞いて回ったら、返事はひとつでした。
うれしい。
付き合えない相手からでも、その気持ちは変わらないそうです。
年齢が上がるほど、告白の言葉なしで始まる交際は増えていくと聞きます。
告白は男性からされて始まるもの。
その台本どおりに進む恋は、思うほど多くありません。
伝えるなら3回目のデートで短く
ふたりで会うのが3回目になったら、頃合いです。
長い手紙も、凝った演出もいらない。
好きです、付き合ってください。
この短さが、いちばんまっすぐ届く。
場所は帰り際、駅の改札の手前あたり。
断る側にも逃げ道が残るから。
正直言って、台本を作り込むほど本番で噛みます(笑)
長文を暗記して臨み、冒頭で真っ白になった子もいました。
断られても失うものは思ったより少ない
断られたら立ち直れない。
そう感じる人ほど、告白を合格発表だと捉えています。
実際は、相性の確認にすぎません。
タイミング、相手の事情、好みの問題。
自分の価値とは、関係ない話なのでどんどん行きましょう!

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