彼氏が写真を撮ってくれない男性心理と撮りたくなる頼み方

土曜の午後、窓際の席に運ばれてきたパンケーキ。
スマホを差し出して「ねえ、撮って」と言った瞬間、彼の眉がほんの少し寄った。
え、今の顔なに?
撮ってはくれた。でも一枚。しかも斜め。
あの三秒で、パンケーキの味が半分くらい消えた気がした、と本人は言う。
フォロワー十万人を超える女性インフルエンサーが、収録後の雑談でこぼした話。

SNSコンサルでインフルエンサーと呼ばれる人たちと毎日のように顔を合わせると、きらきらした投稿を量産している女性たちが、口をそろえて言うんですよ。
うちの彼、マジで撮ってくれない、って(笑)
カフェ巡りで有名なあの子も、旅の投稿で伸びているあの子も、彼氏はカメラを持たない。
撮っているのはスタッフか、友達か、三脚。
この事実だけで、少し肩の力が抜けませんか?

目次

彼氏が写真を撮ってくれないとき、心の奥で何が起きているか

撮ってくれないを、愛されてないに翻訳してしまう

写真は、愛情が目に見える形になった数少ないもののひとつなんです。
だから撮ってもらえないと、愛情そのものが足りないように感じてしまう。
この翻訳、気持ちは痛いほどわかるけど、回路が違います。
写真を撮るかどうかは、その人が写真という道具をどう扱ってきたかで決まる。
写真は愛情の領収書じゃない。
ここだけは私、はっきり言い切ります。

質問サイトを読んで、余計に落ち込む夜

不安になって検索して、たどり着くのはたいてい質問サイト。
そこには、遊び相手だから撮らないんでしょ、みたいな回答が平気で並んでいる。
読んだ瞬間、ぐらっと来ますよね(泣)
知り合いのインフルエンサーは、深夜にそれを読んで彼のスマホを覗きかけたと言っていました。
(見たら終わりだと思って、指が止まったらしい)
翌朝、思い切って本人に聞いたら返ってきた答えが、撮り方わからん。
拍子抜けするほど、しょうもない理由だった。
男性側の事情は、こちらが思うより地味で、そのうえ本人に悪気がない。
そこを知らないまま夜を越すのが、何より損です。

男性スタッフと男性インフルエンサーに聞いた、撮らない本当の理由

チームの男性スタッフと、付き合いのある男性インフルエンサーに、雑談のふりをして片っ端から聞いてみました。
出てきた答えは、想像よりずっと生々しい。

誰かを撮るという経験が、人生にほぼない

二十八歳の男性スタッフの一言が忘れられません。
「人の写真を撮ったの、彼女が初めてです」
女子は中学の頃から友達同士で撮り合ってきた。
男子は、ない。
修学旅行の写真すら、誰かが撮ったものを後でもらう側。
撮らないんじゃなくて、撮り方の引き出しがそもそも空っぽなんです。
どこをタップすればピントが合うかも知らない人に、映える一枚を求めていたわけで。
そりゃ渋い顔にもなる!

自分の写真写りが嫌いで、カメラそのものを遠ざけている

意外だったのがこれ。
顔出しで活動している男性インフルエンサーが、打ち合わせの帰り際にぼそっと言いました。
「仕事以外で撮られるの、実は大嫌いなんですよね」
撮られるのが嫌いな人は、撮る場面にも近づかない。
自分が写る流れになるのが怖いから。
男性は見た目を気にしないという思い込み、あれは今日で捨てたほうがいい。
気にしすぎてカメラの前で固まる人のほうが、私の周りでは圧倒的に多いです。

撮り直しを命じられた日から、身構えるようになった

本音を言えば、この理由がいちばん多かった。
五枚撮って五枚とも却下された日のことを、ある男性スタッフは、あの日から撮ってと言われると胃が縮む、と表現していました。
彼にとって撮影は、採点される時間に変わってしまったんです。
点数が返ってくるとわかっている試験を、誰が喜んで受けるでしょう。
ここ、耳が痛い話なんですけど…私自身、昔やらかしています。
旅行先で、もっとしゃがんで、空を入れて、違うそうじゃない、を連発して、最後に返ってきたのが無言のスマホ。
(ダサい。あの時の彼の顔、思い出すだけで顔が熱くなる)
その日から半年、パートナーはカメラを持ちませんでした。

SNSに勝手に載るのが、こんなに怖いとは

顔がフィードに出る、職場の人に見つかる、元カノに見られる。
男性の頭の中では、この三段跳びが一瞬で走るのだとか。
撮った写真がどこへ行くかわからない状態だと、撮る手が止まる。
載せないと言われれば撮る、という声も複数ありました。
彼らが怖がっているのは写真そのものではなく、写真の行き先。
この区別がつくだけで、頼み方がまるごと変わります。

記録するより、今を味わいたい

「撮ってる間、その景色を見てないじゃん」
三十代の男性インフルエンサーの言葉で、少し刺さりました。
彼らにとって思い出は、写真ではなく体で残すもの。
価値観の違いであって、愛情の欠落ではない。
ただ、付き合いが長くなるほど、この派閥は写真をますます撮らなくなる。
付き合いたてで撮っていたのに減ってきたなら、飽きたのではなく、記録しなくても残ると彼が信じ始めた証拠。
少し切ないけど、悪い話ではないでしょ?

愛情不足かどうかは、写真以外の行動を足し算して決める

大丈夫な彼に共通していたこと

写真を撮らない男性たちに、彼女に対して何をしているかを聞くと、答えが面白いくらい一致していました。
人前で手をつなぐとか、友達に彼女として紹介するとか、来月の予定を自分から口にするとか。
ラーメンの好みまで覚えていたりする。
このどれかがあるなら、写真の一枚で愛情を疑うのは、正直言ってもったいない。
写真は愛情を伝える道のひとつでしかなくて、彼は別の道を歩いているだけ。
一枚の写真だけで彼を裁くのは、私は反対です。

この組み合わせだけは、正直なところ絶対に気をつけてほしい

ごく一部に、残したくないから撮らない人がいるのも事実。
見分けるコツは、写真を単体で見ないこと。
SNSの存在そのものを隠していて、送った写真をすぐ消して、女友達の写真だけはフォルダに残っている。
会うのは夜の家だけで外を歩きたがらず、友達に会わせる話は毎回はぐらかされる。
ここまで重なったら、写真の問題ではなく関係そのものを考える段階です。
逆に言えば、重ならないなら安心していい。
男性スタッフの一人はSNSをやらない主義で写真も撮らないけれど、彼女の誕生日には三か月前から店を押さえるタイプでした。
撮らないことと隠したいことは、まるで別の顔をしています。

撮りたくなる頼み方、実際に効いた順に

ここからはモテる頼み方の話。
SNSで伸びる人を見ていると、共通してお願いがうまい。
相手が動きたくなる言い方を、無意識に選んでいるんですよ。
写真のお願いも、そっくり同じ技術で解けます。

最初の一枚は、写真ではなく動画にする

カフェ系で伸びているインフルエンサーから聞いて、その場でスタッフ全員がメモした方法。
彼氏が写真を頑なに拒むので、代わりに十秒だけ動画を回してと頼んだら、あっさり撮ってくれたそうです。
理由を聞いたら、動画は失敗がないから。
写真は一枚に責任が乗る。
動画は回しておくだけ!
男性側の負担が、これだけでぐっと軽くなる。
そこから切り出した一コマが、彼女のフィードで過去最高に伸びた投稿になったというオチつき(笑)

彼を風景の一部として撮って、撮る人だと覚えてもらう

いきなり彼をカメラマンにしない。
まず自分が撮る側になって、海を背景に彼の後ろ姿を入れる。
運転している横顔、パスタを巻く手元。
顔が写っていなくていい。
続けているうちに、この子は撮る子なんだという認識が、彼の中でじんわり育ちます。
そのうち突然、向こうから撮る?と言ってくる日が来る。
うちのスタッフの彼は、この作戦の三週間目でスマホを構えたと聞きました。
(三週間、長いようで案外あっという間)

十秒で終わると宣言して、載せない約束をつける

一枚だけ、十秒で終わるから。
SNSには一切載せない、二人のフォルダ用だから。
この二つを先に言うだけで、彼の中の見えない壁が二枚消えます。
時間の壁と、行き先の壁。
載せないと言われた日から普通に撮るようになった、と話す男性スタッフもいました。
約束したら本当に守ること。
一度でも破ると、次は倍の高さになって戻ってきます。

頼む言葉の主語を、彼ではなく私の喜びにする

撮って、は指示。
これ撮ってくれたら今日一日ずっと機嫌がいい、は彼が主人公になれる依頼。
たった一言の差で男性の動きが変わる場面を、何度も見てきました。
彼女を喜ばせたい気持ちは、女性が見積もる三倍くらい男性の中にある、というのが私の体感。
その気持ちに着地点を用意してあげるのが、頼むということ。
彼のスマホで撮ってもらうのもおすすめ。
自分の端末に彼女の笑顔が残ると、男性はこっそり見返します。
本人たちは死んでも認めないけど(笑)

店員さんと三脚に任せて、彼をカメラマンから解放する

どうしても残したい記念日は、彼にカメラを持たせない選択もあり。
店員さんにお願いする、小さな三脚とスマホ用のリモコンシャッターを持ち歩く。
すると彼は撮る側ではなく、一緒に写る側になる。
撮影の準備を二人でわちゃわちゃやる時間が、まさかの盛り上がりポイントに化けたりします。
三脚を立てるのが妙に楽しくて、以来彼のほうが率先して場所を選ぶようになった、という話を聞いたときは吹き出しました。
撮らせるのではなく、一緒に遊ぶ。
この切り替えができる女性は、私の周りでは例外なくモテています。

撮ってもらった後の三十秒が、次があるかどうかを決める

ダメ出しは、一発でカメラマンを失う

頼み方より、撮ってもらった後の反応のほうが次の一枚を左右する、と私は確信しています。
撮ってくれた写真に指が入っていても、顔が暗くても、最初の言葉はありがとう。
撮り直したいなら、その後で、もう一枚だけお願いしてもいい?と別のお願いとして出す。
最初の一枚を否定された記憶は、男性の中で驚くほど長く残ります。
半年カメラを持たなかったパートナーの話を書きましたが、戻ってきたきっかけは、私がどんな写真でも喜ぶようになったこと。
たったそれだけ。
あの半年、何をこじらせていたんだろう…と今でも思う。

撮りたくなる彼女は、写真の出来より目の前の時間を楽しんでいる

男性たちに、どんなときなら自分から撮りたくなるかも聞いてみました。
返ってきたのは、ポーズを決めた瞬間ではなく、彼女が何かに夢中になっている瞬間。
海を見て黙っているとき。
かき氷を食べて目を細めているとき。
撮られようとしていない顔、と言い換えてもいい。
写真を撮ってほしいと願うほど、こちらは構えてしまうのに、彼らが撮りたいのは構えていない私。
少し皮肉で、でもかなり救われる話でしょ?
ブレた一枚を見て一緒に爆笑できる女性を、男性は手放しませんから。

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