毎朝七時ちょうどに届く、おはようのLINE。
好きなコーヒー豆の名前まで覚えていてくれる彼。
去年の秋、美容系インフルエンサーMさんが、撮影の合間にぽつりと打ち明けてくれた話です。
「これ、本命だと思う?」
聞いた瞬間、胸の奥がザワッとしたんです。
あ、このパターン知ってる…
口には出せなかったけれど。
結局その彼、三ヶ月後にはぱったり連絡が途絶えました。
Mさんが愛情だと信じていたマメさは、同じ温度で三人の女性に注がれていたと後で判明。
まさかの三人同時進行!
SNSコンサルの仕事でインフルエンサーやスタッフから聞いた恋愛の話は数えきれない。
その中でも多いのが、マメな男に振り回された話なんですよね。
マメな男が遊び人扱いされる背景
本当に知りたいこと
危険なマメ男の特徴で頭に浮かんでいるのは、今まさに連絡をくれている特定の彼の顔でしょ。
信じていいのか。遊ばれているのか。この小さな違和感の正体は何なのか。
正直なところ、安心できる理由だって負けないくらい欲しいはず。
もう好きになりかけているんだから。
モテる男ほどマメになれるという皮肉
マメさは、選択肢の多さから生まれることがある。
女性の反応をたくさん見てきた男ほど、どのタイミングで何を送れば喜ばれるかを体で覚えています。
インフルエンサー宛のDMを整理していると、女性慣れした男性の文章は型が揃いすぎていて怖いくらい。改行の位置、絵文字の数、返信までの間隔まで、みんな同じ教科書を読んできたのかと思うほど。
釣りの上手い人が、潮の時間と餌の種類で迷わないのに似ている。
反対に、女性慣れしていない男のマメさは意外とぎこちない。返信に二時間悩んだ末、微妙な絵文字を送ってきたりする(笑)
私はこのぎこちなさのほうを、迷わず買っています。
危険なマメ男の特徴を、現場の話で振り返る
誰にでも同じ温度でマメ
Mさんの彼は、一度だけ撮影に付き添ったことがありました。
その日、ヘアメイクの子にも、うちの若いスタッフにも、変わらないテンションで差し入れを配っていたんです。
気が利く人だね、と現場は和んだ。私だけがちょっと引っかかっていた。
この優しさ、店内BGMみたいだな
誰にでも同じ音量で流れている優しさは、あなた専用じゃない。
本命のマメさは音量が偏ります。あなたのところだけ、やたら大きい。
出会って三日で熱量が最高潮になる
うちのスタッフのユキがマッチングアプリで会った彼は、三日目に運命だと言い切ったらしい。
毎晩の電話、毎日の写真、次の週末の予約まで済んでいた。
ユキは舞い上がりつつも、どこかでぐらぐらしていたと言っていました。
人の熱量には上限があって、最初に使い切る人は後で必ず下がる。打ち上げ花火が三十分続かないのと一緒です。
ユキの彼は、ひと月後には既読すらつかなくなりました(泣)
連絡は多いのに、質問がない
これは私のお気に入りの見分け方。
LINEを少し遡って、彼からの質問の数を数えてみると面白い。
今何してる、だけが並んでいたら黄色信号。
興味がある相手には、自然と質問が増える。休みの日は何をしているのか、この前言っていた仕事はどうなったのか。
質問のない連絡は、相手の生活に入るためではなく、自分の存在を忘れさせないための連絡。それだけの話。
褒め言葉が外見にしか向かない
可愛い、スタイルいい、その服似合う。
ユキが後から、彼にもらった褒め言葉を残らず書き出したことがあって、驚くほど外見の話しかなかった。
仕事を頑張っているところや、話の聞き方を褒める言葉が、一つもない。
中身を見ていない男は、中身を見なくて済む関係を望んでいます。
それに気づいた時のユキの顔を、今でも忘れられない。
約束が夜と直前に偏る
今から会える、が二十二時に届く。
昼の予定は一度も入らない。
昼の光の下に出てこない男には、昼を一緒に過ごす相手がほかにいる。断言していい。
Mさんの彼も、思い返せば夜の約束しかなかったと聞いています。
あの時なんで気づかなかったんだろ、と笑うMさんの目は、笑っていなかった。
こちらが引いた瞬間だけ急にマメになる
少し距離を置くと、待っていたかのように連絡が増える。
近づくと温度が下がり、離れるとまた追ってくる。
ユキはこれを、ゆるいゴムで繋がれているみたいだった、と表現していました。
引っ張られる感覚が恋のドキドキと区別がつかないから、余計にたちが悪い。
本命は、あなたが近くにいる時こそマメです。離れた時だけ張り切る人は、追いかける快感が欲しいだけ。
過去の恋愛と交友関係がぼやけている
前の彼女の話を振ると、話題が横に逃げる。
元カノの話がひたすら悪口だったり、逆に一切出てこなかったりするのも同じ匂い。
友達の名前も出てこないし、休日に誰と何をしているのかが見えない。
隠すつもりがなくても、話せないことが多い人は、話せない生活を送っています。
Mさんの彼の休日は、最後まで謎のままだった。
返信が遅いと拗ねて、罪悪感を持たせる
心配だったんだよ、と言いながら、返信の遅さを責める。
これが支配の入り口。
心配という言葉の皮をかぶって、あなたの時間をジワジワと自分のものにしていく。
気づいた頃には、スマホが光るたびに胃がきゅっとなる。
そこまで来たら、もうマメさではありません。
本命のマメ男と遊びのマメ男、違いはここに出る
連絡の量では、まったく見分けがつきません。
毎日連絡が来るから本命、週に一度だから遊び、という数え方は今日で捨ててください。
差が出るのは、続くかどうか、外に開かれているかどうか、あなたの都合を優先できるかどうか。この三つ。
三ヶ月後も同じ温度でいるか
スタッフ数人と共有している相談の記録を見返すと、三ヶ月という数字が妙に出てきます。
Mさんの彼も、ユキの彼も、この辺りで消えた。
本命の温度は上がったり下がったりしながらも、土台が残る。
遊びの温度は、落とした日から下がり始める。ゲームをクリアした後の画面みたいにね。
友達に紹介してくれるか
本命は、自分の世界にあなたを入れます。友達との飲み会、実家の話、休日の趣味。
二人きりの場所にあなたを閉じ込めるのが遊び。
密室で完結する恋は、外に出た途端に壊れるようにできているんだよね。
昼のカフェと来月の予定
来月の連休、空けといて。
このひと言が言えるかどうかで、だいたい答えが出ます。
未来の時間を差し出せるのが本命。今夜の時間しか差し出さないのが遊び。
昼のカフェに誘って乗ってくるかどうかも、この物差しで測れる。
あなたの都合を優先できるか
無理しなくていいよ。
本命の口から出るこの言葉は本気で、ちゃんと待ってくれる。
遊びの口から出たなら、次の候補に連絡する合図。
言葉は一緒なのに、その後の行動が正反対になる。
私はここに、いちばん残酷な違いがあると確信しています。
なぜ最初だけ優しい男に落ちてしまうのか
ラブボンビングという甘い罠
ラブボンビングという言葉があります。
出会ってすぐに愛情を爆弾みたいに投下して、相手の判断力を吹き飛ばすやり方のこと。
最初に理想の恋人を演じ、少しずつ価値を下げ、最後に切り捨てる。
この流れが、危険なマメ男には判で押したように共通している。
偉そうに書いていますが、私自身、二十代の頃にまったく同じ手口で泣いた側の人間。
毎朝の電話が途切れた日、駅のホームで一人で泣いた(泣)
しかもその後、彼のインスタを毎晩チェックしていました。ダサいでしょ。
危険なマメ男は三つの顔を持つ
遊び人型は、落とすまでがゲーム。動かしているのは承認欲求で、あなたが落ちた瞬間に興味が消えます。
支配型の根っこにあるのは不安。あなたを失うのが怖くて、マメさがいつの間にか管理に変わる。居場所の確認、交友関係への口出し、返信の催促。
自己愛型は、あなたを自分を映す鏡として扱う。褒められるためにマメで、鏡の役目を果たさなくなると急に冷たくなります。
三つとも入り口の優しさはそっくりなのに、出口がまるで違う。
女性が最初のマメさに弱いわけ
もらったら返したくなる。人はそうできています。
毎日おはようをもらえば、こちらも返すのが当たり前になり、気づけば彼が生活の一部。
もう一つ、たまに冷たくなる相手ほど追ってしまう仕組みも働く。
毎回ちゃんと出てくる自販機より、たまにしか出ない壊れかけの自販機のほうが、人はなぜか離れられない。
マメだった彼が突然そっけなくなった時に感じるあの焦り、まさにそれ。
そこに、こんなに大事にされる私なんて初めて、という嬉しさが重なると、判断力はほぼゼロになります。
自信をなくしている時期ほど、この罠にはまりやすい。Mさんもあの頃、フォロワーの伸びが止まって焦っていた。
Mさんも私も、そこで転んだ。
今日からできる見極めテスト
返信をわざと一日遅らせる
罪悪感があるかもしれないけど、やってみる価値はあります。
本命なら、心配のLINEが一通来て、それで終わり。
遊びなら、責めるか拗ねるか、あるいは何も来ない。何も来ないのは、その時間をほかの女性と過ごしているから。
ユキはこのテストで、二日間既読がつかないことに気づいて目が覚めたと話してくれました。
昼のカフェを提案する
土曜の十四時にお茶しよう。
乗ってきたら、まずは一安心!
理由をつけて夜にずらしてきたら、その理由を鵜呑みにしないこと。
昼の光は、嘘を隠しにくい。
たった一回のお茶が、彼の生活に先約があるかどうかを、案外あっさり教えてくれます。
連絡を減らしてほしいと伝えてみる
これが最も勇気のいるテスト。
本命は、自分のペースをあなたに合わせようとします。少し寂しそうにしながらも。
支配型はここで機嫌を損ね、あなたのせいにする。
ここで態度が変わる相手なら、この先はもっと変わる。
マジで、ここは信じてほしい。
三つを一度にやる必要はありません。
一つ試して、彼の反応をメモに残す。
テストは彼を試すためというより、あなたの直感に証拠をつけるための作業。
感情ではなく記録で判断すると、びっくりするくらい頭が冷えます。
見抜ける女性ほどモテる理由
追わない余裕が本命を引き寄せる
見抜ける人は、熱量に流されず自分のペースを守れます。
それが外から見ると、余裕に映るんです。
遊び人にとって余裕のある女性は難攻不落。本命候補にとっては、一緒にいて息がしやすい相手。
本気の男性が余裕のある女性に惹かれるのは、試されていないと感じられるから。安心して近づけるんですよね。
具体的には、返信は自分の生活の隙間で返すと決める。会うのは週に一度まで。夜だけの誘いには乗らない。
これだけで、遊び人はふるい落とされ、本気の人だけが残る。
ふるいにかけるのは冷たいことじゃない。自分の時間を粗末にしないだけ。
返信速度を落としたら逆に追われるようになった、という報告は、うちのチームでは定番の笑い話になっています。
Mさんはあの後、返信を急がない、昼に会える人としか会わない、と決めました。
半年後に紹介された彼は、拍子抜けするほど地味なLINEを送ってくる人でした(笑)
おはようも来ない。その代わり、Mさんが疲れていた日に限ってふわっと差し入れが届く。
今も続いています。
違和感を言葉にできる人が選ばれる
なんか変、で止めずに、夜しか会えないのが寂しい、と伝えられる人は強い。
違和感を言葉にして渡せる女性は、対等な関係を作れる。
来月の予定を先に決めたい、と言える人は、選ばれる側から選ぶ側に回ります。
人は対等な相手を、時間が経つほど大事にする。
八年間いろんな恋の顛末を横で見てきた私の、ほぼ唯一と言っていい確信です。
危険だと分かったときの離れ方
説得も長い説明もいらない
説得しなくていい。理由を説明しすぎなくていい。
遊び人型と自己愛型には、短く一言で終わらせるのが傷が浅くて済みます。
長い説明は、相手に言い訳の材料を渡すだけだから。
返事が来ても、もう返さない。以上。
そのあと、彼のSNSを見に行かないこと。難しいんだけどね。

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