編集部屋で動画の書き出しを待っていたら、隣の男性スタッフがこぼしたんです。
結局メガネだからダメなんすかね、と。
合コン帰りで、連絡先は一件も聞けなかったらしい。
(いや、原因はそこじゃないんだよな…)
喉まで出かかった言葉を、あの時は飲み込みました。
SNS運用を支えるチームで人気インフルエンサーの見せ方を、長いこと真横で見てきた立場。
アイコンのメガネを替えただけで、コメント欄の空気が変わる。
そんな場面に何度も立ち会いました。
モテないのはメガネのせいなのか。
何を変えれば恋愛が動き出すのか。犯人はメガネじゃない。
何百枚ものアイコンを見比べてきた私が断言します。
メガネ男子がモテないと言われる本当の理由
嫌われているのはメガネではなく放置されたメガネ姿
撮影で会う女性陣に、雑談ついでに聞いて回った時期があります。
相手はインフルエンサーも、メイクさんも、チームのスタッフも。
メガネの男性って恋愛対象になる?と。
返ってきた答えは、ほぼ全員同じでした。
メガネは全然アリ。
ただし、と続くんです。
レンズが指紋でギトギトの人は無理。
ずり落ちたまま話されると、内容が入ってこないんだよね。
何年も同じフレームで、顔だけ年を重ねた人はもっとキツい…。
(耳が痛い。私も昔、皮脂で曇ったレンズのまま商談に出た)
嫌われているのはメガネそのものじゃありません。
手入れを忘れられた状態のほう。
指紋だらけのレンズは、曇ったショーウィンドウと同じです。
奥にどんな良い品が並んでいても、足は止まらない。
顔の幅とフレームのサイズが合っていない
一番多い失敗がサイズです。
顔の幅よりフレームが広いと、メガネだけが宙に浮く。
狭いと、こめかみに食い込んで顔が大きく映ります。
どちらも借り物のスーツを着ているような違和感。
毎日鏡で見慣れている本人ほど気づけないんですよね。
私がよく勧めるのは、自撮りをアイコンの大きさまで縮めて眺める方法。
小さくした時、顔より先にメガネが目に飛び込んでくるかどうか。
メガネが勝っていたら、サイズか縁の太さが合っていません。
SNSの小さな画面で起きることは、初対面の一瞬でも同じように起きます。
近視のレンズが目を小さく見せている
度の強い近視レンズは、目を実際より小さく映します。
レンズの性質なので、気合いでは直りません(笑)
目元が小さくなると、表情まで読み取りにくくなる。
何を考えているか分からない人、に見えてしまうわけです。
直し方は意外とシンプル。
レンズの横幅が小さいフレームを選ぶ。
縁は黒か濃いブラウンで、少し太めに。
これだけで目の縮みが目立たなくなります。
レンズは薄型の非球面を頼むと、縁の厚みも引っ込みますよ。
女性の本音で分かったメガネ男子の恋愛事情
メガネだから対象外、と言った人はいなかった
フォロワーの多い美容系の女性が、昔の彼の話をしてくれました。
分厚い黒縁メガネの、地味な人だったとか。
付き合う決め手は、メガネを拭く仕草が丁寧だったこと。
物を大事に扱う人は、私のことも雑にしないだろうなって。
まさか、そこを見られているとは。
男性スタッフに伝えたら、全員が自分のレンズを見て黙りました。
それ以来、メガネ拭きを胸ポケットに入れておけと言い続けています。
食事の席で、ゆっくりレンズを拭く。
その短い時間が、人柄の名刺代わりになる。
チームの女性スタッフの意見はもっと直球でした。
似合うメガネの人は、仕事ができそうで三割増しに見える、と。
対象から外れる理由はメガネより受け身の空気
話を集めていくと、外見の次に出てくる不満がありました。
真面目そうなのはいい。
でも何も仕掛けてこなくて退屈、と。
質問には答えてくれるのに、向こうからは話を振ってこない。
LINEは来ても、誘いは来た試しがないそうです。
看板を出していない喫茶店と同じ。
コーヒーはおいしいのに、営業中かどうか外から分からない。
迷っているうちに、彼女は隣の店に入ってしまう。
メガネの知的で誠実な印象は、黙っていると近寄りがたさに変わります。
いい人止まりの入口は、ここに開いている。
メガネとコンタクト、男はどっちがモテる?
コンタクトに替えて一気に垢抜けた人
一緒に仕事をしていた男性配信者の話です。
度が強くて、レンズ越しの目が豆粒みたいになっていました。
コンタクトに替えた最初の配信で、コメント欄が突然ざわついたんです。
誰?イケメンいるんだけど!
本人は耳まで真っ赤でしたけどね、笑。
レンズで目が小さく映っていた人ほど、外した時の伸びしろは大きい。
ただ、コンタクトは眼科で検査を受けてから作ってください。
正直言って、ここだけは絶対に飛ばしてほしくない。
通販で度数だけ合わせて目を傷めた知人を、私は見ています。
メガネのままのほうが映える人
じゃあ全員コンタクトにすれば解決?
そう簡単な話でもないんです。
顔の余白が広めの人。
目と眉の間が離れている人。
こういう顔立ちは、フレームが額縁になって顔を引き締めてくれます。
外した途端、間延びして見えることがある。
うちの男性スタッフがこのタイプでした。
コンタクトデビューの日、誰にも気づかれずに一日が終わったそうです(泣)
外せば垢抜ける、は全員に当てはまる話じゃない。
私が推すのは使い分けの二刀流
私は、メガネとコンタクトの二刀流がベストだと確信しています。
仕事の日はメガネで、折り目正しい印象を。
デートや飲み会はコンタクトで、表情をまるごと見せる。
いつもと違う顔を見せられた側は、ドキッとするんですよね。
一人の中に二つの顔がある。
恋愛では、この落差が武器になります。
コンタクトにしても何も変わらなかった人の共通点
コンタクトは魔法じゃなく、部屋の照明を替えるようなもの。
明るくなった分、散らかった部屋はもっと散らかって見えます。
眉は伸びっぱなし、髪は寝ぐせ、服は学生時代のまま。
この状態で外しても、隠れていた部分が表に出るだけ。
原因をメガネだけに背負わせている間は、何を替えても元の場所に戻ります。
キツい言い方でごめんなさい。
それでも、ここを認めた人から順番に変わっていきました。
恋愛で損しない似合う眼鏡の選び方
最初に合わせるのはフレームの横幅
デザインより先に、横幅。
フレームの端が、顔のいちばん広い部分とほぼ同じ位置に来るものを選びます。
黒目がレンズの真ん中か、やや内側に収まっていれば合格。
この二つが合うと、メガネが顔に吸いつくように収まって見えます。
見落としがちなのが鼻パッド。
合っていないと、うなずくたびにズルッと落ちます。
買った店に持ち込めば、無料で直してくれるところが大半。
ものの数分で終わる調整を、ずっと放置している人のなんと多いことか!
顔の形と反対のラインを選ぶ
丸顔なら、角のあるスクエアかウェリントン。
ウェリントンは、上の辺が少し長い逆台形のフレームです。
面長なら、縦幅が深いボストンを。
こちらは丸みを帯びた逆三角形ですね。
エラの張った顔には、丸いラウンドやボストンがなじみます。
あごの細い逆三角の顔は、下側が丸いオーバルで。
顔と同じ線を重ねると、その特徴が倍になって出てしまう。
反対の線をぶつけると、お互いを打ち消して整って見えるんです。
迷ったら黒のウェリントン。
一本目はこれで外しません。
色は黒か濃いブラウン、髪型と眉もセットで
色で冒険するのは二本目から。
黒は顔を引き締め、濃いブラウンは目元を柔らかく見せます。
細い銀縁のメタルは、似合えば知的、外すと急に事務的。
難易度が高いので後回しでいいでしょ。
見逃せないのが髪型です。
太い黒縁に重たい前髪を合わせると、顔の上半分が真っ黒になります。
おでこを少し出す。
サイドを短くする。
フレームが重い分、髪で軽さを足す感覚。
眉も忘れずに。
フレームの上で眉が暴れていたら、高いメガネも台無しです。
眼鏡店が怖い人のための頼み方
おしゃれな眼鏡店って、入口で足がすくみます。
(私も最初は入口の前を三往復しました。ダサい…)
けれど店員さんは、頼られるのを待っているプロ。
伝える言葉はこれだけで足ります。
「顔の幅に合うサイズで、黒かブラウンのウェリントンを三本選んでもらえますか」
モテたいとか垢抜けたいとか、理由は言わなくていい。
試着したら、正面から写真を撮らせてもらいましょう。
家に帰って、縮小チェックにかけて見比べる。
その場で決めなくても、誰も怒りませんよ。
いい人止まりのメガネ男子が恋愛を動かす方法
見た目を整えた後にぶつかる壁
メガネを替え、髪を切り、眉を整えた。
なのに何も起きない。
はぁ…とため息をつく人を、何人も見てきました。
見た目は入場券です。
会場に入れただけで、まだ誰とも踊っていない。
踊るには、自分から手を差し出すしかありません。
真面目さが口説き文句になる相手がいる
恋愛で疲れてきた女性ほど、約束を守る人に弱い。
時間どおりに来る。
前に話したことを覚えている。
メガネ男子が息をするようにやっていること。
それがそのまま口説き文句になります。
三十代の女性インフルエンサーは、こう話していました。
「刺激はもういらない。返信が安定している人がいい」
派手さで勝負しなくていい場所は、探せば見つかります。
自分の失敗談を一つだけ先に差し出す
メガネ男子には聞き上手が多い。
長所なのに、聞くだけで終わると面接官になってしまいます。
質問する前に、自分の小さな失敗談を一つ出してみてください。
マスクでメガネを曇らせたままレジに並んで、店員さんに二度見された。
そのくらいの話でいいんです。
完璧そうな人が見せる隙は、相手の肩の力を抜きます。
真面目な印象が、ここで初めて安心感に化ける。
誘う時は日時と店まで言い切る
今度ごはんでも、は誘いに数えません。
来週の土曜、駅前の焼き鳥屋に行きませんか。
ここまで言って、やっと誘いです。
人気の男性インフルエンサーたちに聞くと、口をそろえてこう言います。
断られるのが怖いのは、自分たちも一緒。
違うのは、怖いまま送信ボタンを押すかどうかだけ。
(送信ボタンの上で親指が固まる、あの数秒。私にも覚えがあります)
断られても、誘ってくれた人という記憶は相手に残ります。
何もしなかった人は、記憶にすら残らない。
マジで、ここが分かれ道。
メガネを外す一瞬を味方につける
メガネ男子だけが使える技があります。
外す瞬間です。
湯気で曇って外す、目をこすって外す。
ふいに素顔が出ると、見慣れた人の中から知らない人が現れる。
女性スタッフいわく、あれは反則。
狙ってやると寒いので、自然に外す場面がある店を選ぶくらいがちょうどいい。
鍋、ラーメン、焼肉。
湯気と煙は、メガネ男子の演出家です。
メガネ男子からよく届く質問
伊達メガネでモテを狙うのはアリ?
アリです。
視力がいい人でも、顔の余白が気になるならフレームが助けてくれます。
とはいえ、レンズなしのフレームだけは避けてほしい。
横から見ると素通しなのが分かって、作り込んだ感じが丸出しになります。
度なしのレンズを入れる。
それだけで自然になじみますよ。
マッチングアプリの写真はメガネを外すべき?
一枚目はどちらでも構いません。
守るのは一つ、普段の顔に近いほうを先頭に置くこと。
会った瞬間に写真と別人だと、その食い違いは減点にしかならない。
メガネありとなしを一枚ずつ入れておく。
これが二刀流の予告編になります。
撮る時は、レンズに照明が映り込まないようあごを少し引く。
窓からの光に対して斜めに立つ。
撮影現場で毎回やっている小技です。

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