心配性の彼氏の心理と付き合い方|安心させる言葉と心配性の直し方

ランチの途中、向かいに座っていた編集担当の子のスマホがブーブーと震えた。画面をちらっと見て、小さく息を吐く。着いた?誰と?何時に帰る?の三連投。彼氏からだった。

あ、これ昔の私がやってたやつだ

喉まで出かかった言葉を飲み込んで、コーヒーをすすった。インフルエンサーのSNSを裏で支えて長いけれど、心配性の彼氏の相談は本当によく受ける。愛されてる証拠じゃん、と笑い飛ばす人もいるのに、当事者の顔はだいたい笑っていないんです。

心配性の彼氏で悩んでるのは、彼の性格の分類じゃない。これは愛情なのか、それとも束縛なのか。自由を手放さずに彼を安心させる方法があるなら知りたいんだよね。

目次

心配性の彼氏によくある行動と、その裏にある心理

連絡の回数は愛情の量じゃなく不安の量

着いた?の連絡に、帰宅報告のお願い。体調を気遣いすぎて、飲み会の日はそわそわしている。男友達の名前が出た瞬間の沈黙や、将来のお金の話を突然始める癖もそう。心配性の彼氏の行動は、およそこのあたりに集まる。

ここで一つ、はっきり言わせてください。連絡の回数は愛情の量を表していない。表しているのは、彼の中にある不安の量。

美容系の女性が、撮影終わりに小さな声で漏らしていた。彼が心配してくれるのは嬉しい。でも返事を打っている間、自分の仕事は止まっている、と。

心配性になる理由は過去と自信のなさに眠っている

彼はどうしてそこまで心配するのか。聞いてきた話を並べると、根っこはほぼ決まっている。元カノに浮気された過去。自分なんかが選ばれ続ける訳がない、という自信のなさもある。幼い頃から見捨てられる怖さを抱えてきた、不安型の愛着。責任感が強すぎて、最悪の事態を先回りしてしまう癖もそう。親が過干渉で、それが愛情の型として体に染みついている人もいる。

撮影担当の男性スタッフは、前の彼女に浮気されてから、次の恋人の飲み会が地獄になったと打ち明けてくれた。楽しんでおいでと言いながら、頭の中では別の映像が勝手に再生される。止めたいのに止まらない。あれは本人が一番苦しいんだよ。

だから心配性の彼氏を変えたいなら、行動より先に、この根っこのどれなのかを知ること。責めずに聞けた瞬間、彼の連絡がふわっと減ったという報告を、私は何度も受け取っている。

あなたの彼氏は安全心配型か嫉妬心配型か依存型か

心配性の彼氏は、三つの型に分かれる。夜道や体調や事故を気にするのが安全心配型。男の影に反応するのは嫉妬心配型で、あなたがいないと自分が保てないのが依存型。

安全心配型は、帰る時間と手段を先に伝えるだけで静かになる。扱いやすいし、正直、彼氏としては最高の部類。

嫉妬心配型は、情報を隠すと悪化し、さらっと出すと落ち着く。ここは後で場面別に詳しく書く。

依存型は、あなたの努力だけでは追いつかない。彼の生活そのものに、あなた以外の柱を増やしていくしかない。三つのどれかを見誤ると、頑張るほど疲れる。まずここを見極めてから、次に進みましょう。

心配性と束縛の境目は矛先で見分ける

心配と束縛は似ているようで、矛先が正反対。心配は、あなたの安全を向いている。束縛が向いているのは、彼自身の不安を消すこと。

夜道が危ないから駅まで迎えに行くよ、は心配。男がいる飲み会は行くな、は束縛。説明しても納得しない。断ると不機嫌になって責めてくる。位置情報の共有やスマホのチェックまで求めてくるなら、もう心配性という言葉でごまかさないこと。正直なところ、この線引きだけは絶対に甘くしないでほしいです。

逆に言えば、矛先があなたの安全を向いているうちは、彼は慎重で誠実で、浮気の心配がほとんどない人。インフルエンサーの周りは誘惑だらけなのに、心配性の彼氏と長く続いている女性が意外と多いのは、たぶんそういうこと。

心配性の彼氏を安心させるシーン別の言葉

安心させるコツは三つだけ。先に伝えること、事実と気持ちをセットで渡すこと、終わりの時間を決めること。先に安心を渡せる人は、間違いなく恋愛で得をする。長く愛されている女性たちの共通点がこれ。場面ごとに当てはめていきます。

飲み会や帰りが遅くなる夜

冒頭の編集担当の子が実践して、特に効いたのがこれ。飲み会の前日に、明日は職場の人と六人で、二十二時には店を出るね、と自分から言っておく。

聞かれてから答えると尋問になる。先に言うと報告になる。同じ情報なのに、彼の受け取り方がまるで違うらしい。彼女によると、あれ以来トイレで小声で電話することがなくなったとのこと(笑)。

遅くなりそうなときは、遅れるかもだけどちゃんと帰るよ、の一言。事実に気持ちを添えるだけで、彼の頭の中の上映会が終わる。

男友達や職場の男性との予定

最もこじれるのがここ。隠すと後でバレて信用が崩れ、ありのまま伝えると不機嫌になる。だったら、と彼女たちが選んだのは、名前と関係性をあっさり言う作戦。

大学のサークルの友達で、彼女持ちの子だよ、くらいの温度で。過剰に言い訳しないこと。結局、言い訳が長いほど彼は疑いを深める。

これだけは断言する。誘われる度に断っていると、あなたの世界が狭まって、いつか彼を恨む日が来る。自分の人間関係を守るのは、彼への裏切りじゃない。二人が長く続くための投資。

女子旅や一人旅、遠距離のとき

旅行は心配性の彼氏にとって、不安の花火大会みたいなもの。行く前に、宿の名前と帰る日、連絡が取りにくい時間帯を伝えておく。ファッション系の女性は、海外ロケの前に先手を打つ。時差でこの時間は寝てるから返事できないよ、と宣言してしまう。既読がつかない理由を彼が想像で埋める隙を、あらかじめ塞いでおくわけ。

遠距離は、頻度より予定がものを言う。次に会う日が決まっているだけで、彼の不安はみるみる薄まる。毎晩の電話を義務にすると、いつか電話そのものが重荷になる。週に一度でいいから、次に会う日を二人で確認する習慣の方がよほど続く。

返信が遅れたときと、言ってはいけないひと言

返信が遅れたら、言い訳より先に、ごめん、仕事に集中してた、と事実だけ。長い説明は火に油。

言ってはいけないのは、そんなに心配しなくていいから、とか、重い、とか、束縛しないで、あたり。彼の中では、心配することが愛情表現。それを否定されると、存在ごと拒まれた気分になる。

代わりの型は、心配してくれてありがとう、でも大丈夫だよ。感謝で受け止めてから、大丈夫を渡す。美容系の彼女はこの言い方を口癖にしてから、彼からの連絡の間隔がゆっくり空いていったと話していた。

安心させすぎると心配が育ってしまう

ここが、他ではあまり語られない部分。安心させれば安心させるほど、彼の心配は小さくなる、と思うでしょ。違うんだよ!

チームでメンタルの講座を受けたとき、講師が再確認行動という言葉を使っていた。不安な人が大丈夫?と聞く。大丈夫だよ、と返される。その瞬間は楽になる。でも安心は数時間で切れて、また聞きたくなる。確認するほど、確認しないと不安になる体に育っていく。

全部に応えなくていい。三回に一回は、あとで話そうねと返して、少しだけ待たせる。冷たいようで、これが彼の不安の筋肉を鍛える一番の近道。私はこの方法がベストだと確信しています。

それでも彼の不安が収まらず、あなたの生活が削られ続けるなら、二人だけで抱えないこと。カウンセリングという選択肢を、彼を責めない言葉で並べてみて。

彼女を心配しすぎてしまう男性へ、心配性を直して嫌われない方法

ここからは男性側の話。というより、昔の私の話。

二十代の頃、付き合っていた人に三十分おきに着いた?と送っていた。返事がないとロックを解除しては閉じ、解除しては閉じ。ある夜、彼女がぽつり。心配してくれてるのは分かる、でも監視されてる気分になる。ズーンと胸に落ちたあの感覚、今でも思い出せる。愛情表現のつもりだったんだけどな

心配の正体は不安じゃなく見捨てられる恐怖

心配性の男性は、自分を心配性だと思っている。ところが中身をほどいていくと、出てくるのは彼女の安全への気遣いじゃなく、見捨てられることへの恐怖。返事がない三十分の間に想像しているのは、事故じゃなくて、他の男の存在だったりする。

これを認めるのはダサいし、恥ずかしい。私も認めるまでに随分かかった(笑)。ただ、敵の名前を知らないと打つ手がない。あなたが向き合う相手は、心配性という性格じゃない。自分は愛され続けるに値しない、という思い込みの方。

送る前に五分待って、事実と想像を分ける

撮影担当の男性スタッフがやって、彼女から重いと言われなくなった方法がある。送りたくなったら、五分だけ待つ。その五分で、今分かっている事実と、自分が上乗せした想像を分けて紙に書く。

事実は、彼女は飲み会で、二十三時に出ると言っていた。想像は、誰かに口説かれているかもしれない。書き出すと、想像の方が段違いに長い。あれ、これ全部自分の頭が作ったやつじゃん、と気づいた瞬間、送信ボタンから指が離れるらしい。

彼いわく、五分待つと不安のピークが過ぎて、半分くらいは送らずに済んだんだとか。まさか紙とペンでここまで変わるとは!

自分の生活を太らせると心配は痩せていく

不安が育つのは、暇な時間。彼女が飲み会の夜に家でじっと待っているから、想像が膨らむ。

同じ夜に、自分の予定を先に入れてしまう。友人との食事でもジムでも、没頭できるゲームでも構わない。あの男性スタッフは、彼女の飲み会の日をフットサルの日に固定した。汗だくで帰ったら、彼女の帰宅報告がもう届いていたそう。

自分の生活が太ると、彼女の帰りを待つ時間が短くなり、心配は自然と痩せていく。自己肯定感を上げよう、と唱えるより、こっちの方がよっぽど早い。

心配性はモテる材料に変わる

この見出しは、私が何より伝えたいところ。心配性の男性は、慎重で、先読みができて、人の体調に気づけて、裏切らない。インフルエンサーの女性たちが理想の彼氏像を語るとき、出てくる言葉とほぼ同じなんだよね。

違いは出し方だけ。不安のまま出すと監視になり、落ち着いて出すと気遣いになる。終電の時間を調べておいて、無理しないで帰っておいで、と一度だけ送る。これを続けた男性スタッフは、彼女から頼れる、と言われるようになった。一年前は重いと言われていた同じ性格が、頼れるに変わる。心配性の男性が圧倒的にモテる道筋は、これしかないと言い切れます。

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