恋愛で理性がなくなるとどうなる?恋は盲目の正体と抜け出し方

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理性がないとどうなるんだろう

SNSの発信を伸ばす仕事をしていて、画面の表では完璧に見える人の、裏側の恋をたくさん見てきた。
華やかな子が、好きな人の前ではびっくりするほどポンコツになる。
あれを近くで見るたびに思う。恋に飲まれるのに、知名度もスペックも、一切関係ないんだなって。

我を忘れた人が、ついやってしまうこと

理性が飛んだ恋には、不思議と同じ景色が広がる。
返信を5分おきに確認して、来ないと心臓がぎゅっとなる。
シャワーを浴びながら、まだしてもいない会話を、ひとりでリハーサルしてたり。
相手のSNSの、いいねの相手まで気になりだしたら、もう結構深い。
明らかにおかしい言動も、好きという気持ちが、上手にオブラートで包んでくれる。
お金、時間、人付き合い。いつのまにか、いろんなものが静かに目減りしていく。
正直、ここまで来ると本人より周りが先に気づくんだよね。
あの子、最近ちょっと変わったよね…って。

恋は盲目は、脳が本気で起こしている

恋は盲目なんて、昔の人の大げさな言い回しでしょ、と思ってた。
まさかの、ガチだった。
脳の活動を撮影する研究では、好きな人を見ている時の脳に、はっきりした変化が出ることがわかっている。
気合いとか性格の話じゃない。装置にちゃんと映る、体の現象なんだ。

判断する場所が、そっとオフになる

おでこの内側のあたりに、前頭前野という領域がある。
冷静な判断とか、ちょっと待てよ、というブレーキを担当している場所。
強い恋愛感情があると、相手を批判的に見るための働きが下がる、と報告されている。
要するに、粗を探す機能の音量が、すーっと絞られていく。
だから恋する人の目には、相手がやたらキラキラして見えるわけ。
ヤバい部分が無いんじゃない。脳が、見えにくく加工してるだけ。

ドーパミンとPEAが作る、あの落ち着かなさ

胸がそわそわして、ごはんが喉を通らない。夜もうまく眠れない。
あの感覚の正体は、何種類かの脳内物質だった。
やる気と快感に関わるドーパミンが、相手のことで報酬系をぐるぐる回す。
ノルアドレナリンが心拍を上げて、手のひらをじっとり湿らせる。
そこにPEAという、天然の興奮剤みたいな物質まで加わってくる。
おまけに、心を落ち着けるセロトニンのほうは、逆に減るらしい。
これが厄介で、同じことを強迫的に考え続ける状態と、脳が似てくるんだとか。
相手のことが頭から一秒も離れない、あのループ。あれは純愛というより、脳の燃料がそうさせてる部分が、かなり大きい。

その魔法が切れる日

じゃあこの状態、死ぬまで続くの?
残念ながら、というか、たぶん幸いなことに、続かない。
あの燃えるような時期は、ざっくり1年から3年くらいで、ゆっくり落ち着いていくと言われている。
そこで自然消滅してしまう恋もある。
一方で、ドーパミンの派手な花火が、オキシトシンという穏やかな絆の物質に、そっとバトンを渡していくこともあるんだ。
冷めたんじゃなくて、燃料が静かに入れ替わっただけ。そういうケースも、意外と多い。
燃えるような時期が終わるのを、怖がらなくていい。むしろ、そこからが本当の関係の始まりだったりする。

理性を手放した恋が、たどり着いてしまう場所

ここからは、ちょっとだけ厳しめの話をさせてほしい。

赤信号が、ただの個性に見えてくる

さっきの前頭前野を、もう一度思い出してみて。
粗を探す機能が鈍っているから、相手の赤信号が、ただの愛すべき個性に見えてしまう。
連絡が雑なのは、忙しいから。約束を破るのは、不器用なだけ。
そんなふうに、脳が勝手に都合よく翻訳してくれる。
うちのチームにいる子が前に、ぽつりとこぼしてた。
あの時の私、友達全員に反対されてたのに、なんであんなに自信満々だったんだろう、って。
はぁ…それ、自信じゃなくて、脳が見せてた景色だったんだよね。

魔法が切れて、手元に残るもの

理性が戻ってくると、急に部屋の電気がパッと点いたみたいになる。
あれ、私こんな人に振り回されてたの…?って。
その瞬間、自分の手元に何が残っているか。ここが、本当に大事なところ。
熱に浮かされている間に、友達と疎遠になり、貯金を溶かし、自分の時間を全部捧げていたら。
戻る場所そのものが、消えてた。なんてことも、普通に起きる。
恋が冷めるのは、別に怖くない。冷めた時、自分の人生がからっぽなことが、いちばん怖い。

ここから、モテる人とそうでない人が分かれる

さてこの知識を、どう自分の武器に変えるか、だよね。
これに気づいてる人は、恋愛でめちゃくちゃ強い!

相手の脳に、欲しがる余白を残す

ドーパミンって、確実に手に入るものには、あんまり燃えてくれない。
ちょっと先が読めない。まだ完全には手が届かない。そういう時にこそ、ぐっと回り出す。
最初のページから結末まで全部見えてる本って、続きをめくる手が止まるでしょ。あれと同じ。
だから好きな人に、自分の全部を秒で差し出すと、かえって逆効果になりやすい。
いつでも即レス、予定はいつも空けてキープ、気持ちは毎回フルオープン。
誠実なつもりが、相手の脳から、欲しがる理由をそっと奪ってしまう。
追いかけたくなる隙間を、ほんの少しだけ残しておく。
これは人を弄ぶ駆け引きの話じゃないよ。自分の人生をちゃんと生きてたら、自然とそうなる、ってだけの話。

引いたら追われた、というありがちな逆転

前に、ある発信者の子から相談を受けた。
好きな人に毎日何通もLINEを送っては、既読のタイミングで一喜一憂して、げっそりしてた。
私が言ったのは、駆け引きしろ、じゃない。あなたの一週間を、ちゃんと生きなよ、ってこと。
ちょうど撮影が立て込んで、彼女は数日、彼への連絡がスッと減った。
作戦でも何でもなくて、単に自分の生活が忙しかっただけ。
そしたら今度は、向こうから、最近どうしてるの、って連絡が来たらしい。
拍子抜けするくらい、よくある逆転。でも本質を突いてると思う。

自分の熱で、相手をびしょ濡れにしない

現場で、何度も見てきた失敗がこれ(笑)。
自分の中で盛り上がったドーパミンの洪水を、そのまま相手にザバーッとかけちゃう。
重すぎるLINE、急ぎすぎる将来の話、じわじわ強まっていく束縛。
本人は、これは愛だと信じて疑わない。でも受け取る側は、ただびしょ濡れで、ちょっと寒いだけ。
モテる人は、自分の熱を、自分の手でちゃんと扱える。
盛り上がってる自分を、一歩引いた場所から眺めて、相手のペースに合わせて出力を絞れる。
前頭前野をオンにしたまま、それでも本気で人を好きになれる人。これが、いちばん強いと思ってる。

理性を呼び戻す手順と、それでも手放していい瞬間

まず24時間だけ、指を止めてみる

今夜すぐできること。
連絡したい衝動が来たら、24時間は送らない、と先に決めておく。
ドーパミンの波には、必ずピークがある。で、そのピークは案外あっさり引いていく。
スマホを別の部屋に置くだけでも、だいぶ違うよ。
波が引いてから読み返すと、さっき打ちかけた長文に、自分でぎょっとする。
うわ、これ送らなくて本当によかった…
そういう夜が、私にも何度もあった。今だから言える、恥ずかしい話だけどさ。

自分の世界を、半径1メートルから組み直す

相手で頭がいっぱいの時ほど、自分の生活はやせ細っている。
だから、半径1メートルの、ごく小さなことから戻していく。
夜はしっかり寝る。好きな店のコーヒーを、ゆっくり味わってみる。放置してた友達に、一本連絡を入れてみよう。
仕事でも趣味でも、自分の名前で立てる居場所を、ひとつ持っておく。
ついでに、お世辞抜きで本音を言ってくれる友達に、状況を話してみるといい。脳の代わりに、外から見てくれる。
相手以外に、幸せを感じる蛇口を増やすほど、恋に丸ごと飲み込まれにくくなる。
皮肉な話、その余裕が、結局いちばんモテたりするんだよね。

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