インフルエンサーと関わっていると、撮影の合間にスタッフ同士でこんな話になることがある。
「あの子、別に飛び抜けて可愛いわけじゃないんだけど、なぜかずっと気になってしまう」。
その言葉を口にしたのは、普段感情をあまり表に出さない男性スタッフだった。その瞬間、胸のあたりがざわっとした。
そういう女性は確かに存在する。スペックで語れない。でも、誰かの頭に居座り続ける。
SNSコンサルで数多くの女性インフルエンサーを見てきて気づいたのは、フォロワーを増やし続ける女性と恋愛でも選ばれ続ける女性に、ある共通点があるということ。それは、自分のすべてを見せないことへの自覚だ。
不思議な魅力は「可愛さ」とどう違うのか
可愛いは消費され、不思議さは蓄積される
少し乱暴な言い方かもしれないが、これがSNSを通じて実感してきた肌感覚に近い。可愛い女性は瞬間的に人を引きつける。でもスクロールしたら次の子が出てくる。対して、雰囲気があって何を考えているかわからない女性には、見た後もじわっと記憶が残る。
恋愛も同じ構造が働く。感情をすべて言語化してくれる女性は一緒にいて楽だ。でも楽な関係は、どこかで惰性に変わりやすい。何を考えているのかもう一層知りたいと思わせる女性には、相手が勝手に近づいてくる。
わかりやすさが、なぜ長期戦に弱いのか
可愛さは否定しなくていい。ただ、それだけで戦おうとするなら消耗戦になる。可愛さは今夜だけの武器に近くて、不思議な魅力は半年後も効いている武器に近い。この差は、意外と大きい。
男性が「この人は違う」と感じる瞬間5つ
沈黙を怖がらない
これ、正直かなり効く。
あるインフルエンサーのマネージャーをしていた女性スタッフが、飲み会の席でぽつりと話してくれた。「彼女、話が途切れても全然焦らないんですよ。こっちが埋めようとしてしまう」と。
会話が止まったとき、なんとかしなきゃと焦るのは自然な反応だ。でも不思議な魅力のある女性は、その沈黙を埋めようとしない。その静けさが、妙な余韻をつくる。相手の中に、次の言葉を引き出したいという衝動が生まれる。
頼まれていないのにアドバイスをしない
誰かの話を聞いたとき、すぐ解決策を出そうとする女性は多い。でも話している側は、答えより先に「わかってもらえた」という感覚を求めていることがほとんどだ。聞き上手、ではなく、聞く手を止めない女性。余計なことを言わない女性。その静けさが、相手の想像力を刺激する。
感情をすぐに表に出さない
嬉しいときにぱっと顔が明るくなる女性は可愛い。それは本当に。でも、心の内がすぐ読めてしまうと、相手は「もうわかった」という気持ちになりやすい。少しだけ、ラグを入れる。感情が動いても、すぐに顔に出さない。目が笑っているのに表情が静かな女性を、人はじっと見てしまう。
自分だけの文脈を持っている
どこかで聞いたような話し方をする女性は、印象に残りにくい。対して、誰かの受け売りではなく、自分の体験や感覚から出た言葉を話す女性は、それだけで存在感が違う。別に大したエピソードじゃなくていい。ただ自分の言葉であることが、そのまま魅力になる。
連絡のテンポを相手に委ねない
返信が速い女性は好印象だけど、常に即レスだと相手のペースに飲み込まれていく。自分のリズムで動いている女性は、それだけで少し謎めいて見える。忙しいからではなく、自分の時間を大切にしているから遅れる。その空気が出ている女性は強い。
不思議な魅力を育てる日常習慣8選
一人でいる時間を削らない
撮影の現場でよく話題になるのだが、フォロワーに熱狂的なファンがついている女性インフルエンサーほど、オフの時間に一人でいることを怖がらない傾向がある。誰かといるときが輝く、じゃなくて、一人でいるときにも自分のペースが確立されている。一人の時間を充実させると、会ったときの密度が上がる。これは体感として本当にそうで、スタッフの間でも度々出てくる話だ。
趣味を深掘りする、しかし語りすぎない
何かに熱中している女性は魅力的に映る。でも根掘り葉掘り語りすぎると、謎がなくなる。聞かれたら少し教える、でも全部は言わない。それだけで、相手の中に「もっと知りたい」という感覚が生まれる。
言葉より先に、雰囲気を整える
何を言うかより、どんな空気をまとっているか。スタッフの間でよく話題になるのが、オーラのある女性は身だしなみより間の取り方が違う、ということ。喋る前の一拍、動く前の一呼吸。その小さな溜めが、周囲に静けさを届ける。
自分の機嫌を自分でとる
誰かに会って楽しかったから機嫌がいい、という状態に慣れると、会えない時間に不安定になりやすい。機嫌が相手に依存していると、それが滲み出る。自分のテンションを自分でコントロールできる女性は、一緒にいても疲弊しない。これは恋愛に限らず、すべての人間関係で効いてくる。
リアクションのサイズをコントロールする
何に対しても大きくリアクションする女性は、最初は楽しいが、次第に慣れてしまう。逆に、何かにだけ静かに目を細める女性は、その瞬間が特別に見える。感情のメリハリが、魅力の濃淡をつくる。
相手の言葉を繰り返さない
会話の中で相手の言葉をそのままオウム返しにする人は、実はかなり多い。それ自体は悪くないが、毎回やると考えていない印象を与えてしまう。自分の言葉で受け取り直す癖をつけると、会話の質がじわっと変わる。
感情より先に、行動を見せる
好きですと言葉にするより、さりげなくその人の好みを覚えていて行動に出す女性のほうが、印象は深く刻まれる。言葉は記憶から薄れていくが、行動は残る。
意見をはっきり持つ
何でもいいよ、は一見気遣いに見えて、相手に「この人は何も持っていない」という印象を残すことがある。好みがあって、それを柔らかく伝えられる女性は、会話に輪郭が生まれる。
魅力を消してしまうNG習慣
自己開示を急ぎすぎる
出会ってすぐに過去の恋愛話、家族のこと、コンプレックスまで話す女性がいる。それ自体が悪いわけじゃない。でも、まだ関係が浅い段階でそれをやると、相手が受け取る前に距離が縮まりすぎて、かえって引かれることがある。謎は、少しずつ解かれるほうがいい。
承認を求めるサインを出しすぎる
頻繁に評価を求める行動は、自信のなさを正直に伝えてしまう。相手が安心させなきゃという気持ちになると、対等な関係から少しずつずれていく。評価されなくても自分の軸がある女性に、人は自然と興味を持つ。
相手に合わせすぎて自分を消す
好みに合わせて、話題に合わせて、テンションに合わせて。気がついたら自分の色がどこにもない、ということが起きやすい。合わせることは悪じゃないが、合わせすぎると魅力の輪郭が消える。摩擦がない関係は、刺激もない。
恋愛で選ばれ続ける女性のマインドセット
執着しない、という強さ
これが一番難しくて、一番効く、と実感している。
うまくいってほしい、好かれたいという気持ちは自然なこと。でもそれが前面に出ると、相手には重く届く。うまくいかなくても「まあそれもあり」くらいのゆとりを持てる女性は、立ち居振る舞いが全然違う。目に力が入っていない、というか、ふわっとしているのに存在感がある、あの感じ。
インフルエンサーの中にも、仕事でも恋愛でも「追われている」女性がいるが、そういう人ほど共通して、こだわりが強いのに執着が薄い。
自分の人生に夢中でいる
好きな人ができると、その人中心に時間が回り始める。それはある意味ロマンチックだが、自分の人生の主役が相手に移ったとき、魅力の重心もずれていく。恋愛の外で何かに熱中している女性は、忙しそうに見えながらも、妙に惹かれる。追いかけたくなる。これはもう、理屈じゃなくてそういうものだ。
比べることをやめる
あの子より可愛くない、あの子より面白くない。比較の視点を持ち続けると、それが態度に滲む。実は周囲は思っているより自分に興味がない。鑑賞しているのは自分だけで、他の人は自分の恋愛に忙しい。
その事実に気づいたとき、少し肩の力が抜ける。そこから魅力は静かに育ち始める。
不思議な魅力のある女性に、共通したテクニックがあるわけじゃない。ただ、自分の内側をちゃんと持っていること。それだけが、どれだけ時間が経っても色褪せない引力になる。

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